真珠調の壁用塗料:PearlとPearlyの違い
パールエフェクト塗料とは?PearlとPearlyの違いは?Silkcoatの真珠調塗料2製品の技術データ、ガラスコテでの施工方法、選び方を解説します。

結論から言うと:パールエフェクト塗料とは、パール顔料の働きで光を反射し、壁に真珠の粒のような輝きのある表面を与える、室内用の装飾仕上げ塗料です。Silkcoatの真珠調塗料であるPearlとPearlyは、silkcoat.comに掲載された技術データ上は同じ構成です。どちらも純アクリル系の水性塗料で、一回塗りの塗布量は2-3 m²/kg、ガラスコテで施工します。両者の違いはサイト上での製品の位置づけと色見本帳に表れており、最終的な選択はサンプルを見て行うべきです。
パールエフェクト塗料とは?
パールエフェクト塗料とは、含まれるパール顔料によって光を反射し、壁に真珠の粒のような輝きを与える水性の室内用装飾仕上げ材です。単色塗料との違いは、見る角度や光の当たり方によって表面が生き生きと表情を変える点にあります。Silkcoatは色見本帳のページで、この質感を「パール調のビーズテクスチャーを持つエフェクト仕上げ、光に輝く表面」と説明しています。
Silkcoatの真珠調塗料は、silkcoat.comで次の共通の特長とともに紹介されています。
- パール顔料配合: 純アクリル樹脂を結合材とし、パール顔料を配合した真珠調の塗料です。
- 高い隠ぺい力: 一回塗りで下地を覆います。
- 拭き取り可能な表面: 乾燥後は拭き掃除ができます。
- 水性タイプ: Silkcoatによれば、人の健康と環境に害を与えません。
パールエフェクト塗料は、パール塗料ファミリーの一員です。パール塗料の基本的な考え方や、PearlとMetalico、Palaceとの違いについては、パール塗料とは何かを解説した記事で詳しく紹介しています。
PearlとPearlyの違いは?
silkcoat.comの技術データによれば、PearlとPearlyの間に塗布量、乾燥、希釈、荷姿、施工方法の違いはありません。違いはサイトでの製品の紹介のされ方と色見本帳にあります。Silkcoatはエフェクト塗料のページで、Pearlを「パールテクスチャー」、Pearlyを「真珠パール」という名称で掲載しています。
Pearlの製品ページでは、ガラスコテで描くライン状またはウェーブ状の模様のパールテクスチャーが前面に出ています。一方Pearlyの製品ページでは、パール調のテクスチャーと高い隠ぺい力が強調されており、施工では同じガラスコテでラインやウェーブを描いて模様を作ります。Pearlにはsilkcoat.com上に専用の色見本帳ページがありますが、Pearlyには個別の色見本帳ページが掲載されていません。
| 比較項目 | Pearl | Pearly |
|---|---|---|
| サイト上の名称 | Pearl パールテクスチャー | Pearly 真珠パール |
| 主な訴求ポイント | ライン状またはウェーブ状の模様のパールテクスチャー | パール調テクスチャー、高い隠ぺい力 |
| 結合材 | 純アクリル | 純アクリル |
| 塗布量(一回塗り) | 2-3 m²/kg | 2-3 m²/kg |
| 施工道具 | ガラスコテ | ガラスコテ |
| 色見本帳 | サイトにPearl専用の色見本帳あり | 個別の色見本帳は掲載なし |
PearlとPearlyのどちらを選ぶかは、技術的な必要性というより見た目の好みの問題です。Silkcoatの色見本帳ページでも、エフェクト製品のメタリック感や質感は単色では完全に再現できないとしており、最終的な選択には色見本帳の画像や実物サンプルを使うよう勧めています。
PearlとPearlyの技術仕様は?
PearlとPearlyは希釈せずに一回塗りで施工し、一回塗りの塗布量は2-3 m²/kg、指触乾燥は25-30分、硬化乾燥は24時間です。silkcoat.comに掲載された両製品の技術データは同一です。
| 項目 | PearlとPearly |
|---|---|
| 組成 | 純アクリル結合材、パール顔料配合、水性 |
| 塗布量 | 一回塗りで2-3 m²/kg |
| 塗り回数 | 一回塗り |
| 希釈 | 原液のまま。必要な場合は最大%10の水 |
| 固形分 | %69 ±2 |
| pH(25 °C) | 8-9 |
| 乾燥時間 | 指触乾燥25-30分、ほこりが付かなくなるまで1時間、硬化乾燥24時間 |
| 施工温度 | 環境温度・下地温度ともに+5 °C~+35 °C |
| 荷姿 | 10 kg、3 kg、1 kgのプラスチック容器 |
| 保管 | 涼しく清潔で乾燥した直射日光の当たらない場所で、未開封なら最低2年 |
一回塗りで2-3 m²/kgという塗布量は、パールエフェクト塗料1 kgでおよそ2-3 m²の壁を塗れるという意味です。たとえば10 kg缶であれば、この数値をもとに一回塗りで20-30 m²の面積に足ります。実際の塗布量は、下地の吸い込みや施工者のコテの使い方によって変わることがあります。
パールエフェクト塗料の塗り方は?
PearlとPearlyは、下塗りを済ませた平滑な下地に、希釈せずガラスコテで一回塗りします。模様は同じコテでラインやウェーブを描いて付けます。Silkcoatの製品ページに記載された施工手順は両製品とも同じで、次のステップで構成されています。
- 下地を清掃する: 表面のほこり、汚れ、油分を完全に取り除きます。
- 旧塗膜を処理する: 浮きのある面や既存の塗装面は軽く研磨し、清潔で乾燥した健全な状態にします。
- 不具合を補修する: ひび割れや凹凸は、Silkcoatの室内用Akrilik Macunで補修します。
- 下塗りをする: 新しく吸い込みのある下地にはSilkcoat İzolac、古い・汚れた・合成樹脂塗料が塗られた下地にはUniversal Astar、パテ処理した下地にはSilkcoat Macun Astarıを使用します。
- 塗料をかき混ぜる: PearlまたはPearlyは、使用前に完全に均一になるまでよく混ぜます。
- ガラスコテで一回塗りする: 塗料を希釈せずガラスコテで一回塗りし、コテでラインやウェーブを描いて模様を作ります。
- 道具を洗う: 施工後、道具は水で洗います。
施工中から乾燥まで、環境温度と下地温度は+5 °C~+35 °Cの範囲に保つ必要があります。新しく左官仕上げした面は、塗装前に最低28日間養生期間を置きます。また、非常に光沢のあるガラス質の面は、密着性を高めるために先に研磨します。
パールエフェクト塗料はガラスコテで一回塗りする点で、ローラーで二度塗りするパール塗料とは異なります。Silkcoatの施工手順によれば、模様は最初で唯一の塗り層で付けるため、コテの動かし方がそのまま仕上がりを決めます。まっすぐなラインは整った印象に、ウェーブは動きのある表面になります。そのため、大きな壁に取りかかる前に、小さな試し塗りの範囲でコテの動きを試しておくのがおすすめです。パール塗料でよく出てくる用語(パール、サテン、レリーフなど)は、エフェクト塗料用語集で確認できます。
パールエフェクト塗料はどこに使える?
PearlとPearlyは室内専用で、コンクリート、しっくい・モルタル、セメント下地、セメントボード、ガラスクロス、塗装可能な壁紙、そして下地処理を済ませた既存塗装面に使用できます。外壁には適していません。光を反射するパール調の表面と拭き取れる性質が特に活きるのは、次のような場所です。
- リビング・ダイニング: 日中の自然光と夜の照明で異なる輝きを見せるアクセントウォール。
- 寝室のベッドヘッド側の壁: 横からの光で表情を増す、やわらかな真珠の輝きの背景。
- 廊下・玄関: 拭き取れる表面は、手が触れやすい場所で扱いやすさを発揮します。
- 店舗・ホテル・ショールーム: 光によって変化する表面で目を引くディスプレイウォールや受付の壁。
パールエフェクト塗料の使用範囲もはっきりしています。silkcoat.comによれば製品は室内用のため、外壁やバルコニーの外側の壁など、天候の影響を受ける面には使用しないでください。砂のような質感で、より存在感のあるパールを求める空間には、Palaceという選択肢もあります。
PearlとPearly、どちらを選ぶべき?
技術データが同じなので、PearlとPearlyの選択は、空間で表現したい真珠の表情と色の好みで決めるのが正解です。選ぶ際は次の順序で進めるとよいでしょう。
- 色見本帳を確認する: Pearlの色バリエーションはsilkcoat.comのPearl色見本帳で確認できます。Pearlyは個別の色見本帳が掲載されていないため、色の情報はSilkcoatに問い合わせてください。
- サンプルを取り寄せる: Silkcoatは、エフェクト塗料の見た目は画面上では完全には再現されないとしています。最終判断は実物サンプルで行いましょう。
- コテの模様を決める: どちらの製品も、模様はガラスコテでラインまたはウェーブとして付けます。整った印象ならライン、動きのある表面ならウェーブがおすすめです。
- 面積を計算する: 一回塗りで2-3 m²/kgという塗布量をもとに、必要な缶の数を計算します。
PearlとPearlyの製品ページへはPearlとPearlyのリンクから、真珠調・パール・ベルベット・大理石調のすべての選択肢へはエフェクト塗料のページからアクセスできます。
まとめ
- パールエフェクト塗料は、パール顔料で光を反射し、壁に真珠の粒のような輝きを与える室内用の装飾仕上げ材です。
- Silkcoat PearlとPearlyは、silkcoat.comの技術データ上は同じです。純アクリル、水性、一回塗りで2-3 m²/kg、指触乾燥25-30分、硬化乾燥24時間。
- どちらも希釈せずガラスコテで一回塗りし、模様は同じコテでラインまたはウェーブとして付けます。
- 違いはサイト上での製品紹介と色見本帳にあります。選ぶ際はサンプルを取り寄せ、お気軽にお問い合わせください。
silkcoat.comの技術データによれば、違いはありません。どちらも純アクリル系で、一回塗りの塗布量は2-3 m²/kg、指触乾燥は25-30分、硬化乾燥は24時間です。
PearlとPearlyは一回塗りです。塗料を希釈せずガラスコテで塗り、同じ塗り層の中でラインやウェーブを描いて模様を付けます。
PearlとPearlyは原液のまま施工します。Silkcoatによれば、必要な場合は最大%10の水で希釈できます。
いいえ。Silkcoat PearlとPearlyは室内専用として推奨されており、コンクリート、しっくい・モルタル、セメント下地、セメントボード、塗装可能な壁紙などの室内の面に使用します。






